ワクチンパスポートとは?発行条件・申請方法・使用可能な51カ国【2021年10月】
7月26日からワクチンパスポート(新型コロナウイルスワクチンの接種証明書)の申請を開始した日本。
新型コロナウイルスワクチンを接種していれば発行してもらえると考える方が多いのですが、実は発行には条件があります。
そこで今回は、ワクチンパスポートの発行条件、申請方法、そして使用可能な51カ国をご紹介していきます。
Contents
1、ワクチンパスポートとは?
ワクチンパスポートとは、新型コロナウイルスのワクチンを接種済みと公的に海外に向けて証明するもので、一部の国ではこのワクチンパスポートを提示することで、入国を許可されたり、入国後の一定期間の隔離を免除することができます。
日本でワクチンを接種した際に発行されるワクチン接種証明書は国内での摂取記録として管理されるものである一方、このワクチンパスポートは海外での提示が目的となっています。
このワクチンパスポートは海外へ今すぐにでも行きたいという方には、待ちに待った打開策といっても過言ではないほど、明るい希望となっています。
ヨーロッパや東南アジアの多くの国が、ワクチン接種証明書を入国の条件にしている中、ワクチンパスポートを取得すことで、旅行できる国が増えるのです。
しかし、ワクチンパスポートはワクチンを接種したからといってすぐに発行してもらえるものではなく、申請には条件があります。
そこで、今回はワクチンパスポートの発行条件と申請方法、そして、ワクチンパスポートで渡航できる国を2021年10月現在の情報をもとにご紹介していきます。
2、 ワクチンパスポートの発行条件
ワクチンパスポートは、ワクチンを接種した人なら誰でも申請できるというわけではなく、条件があります。
(1)ワクチンを2回接種している
このワクチンパスポートの発行には、ワクチンを2回接種している必要があります。
1回しか接種していないや2回目は取得予定というケースはNG。
ワクチンパスポートを取得するのであれば、ワクチンをきちんと2回接種してから申請手続きをはじめて下さい。
(2)海外渡航が既に決定している
ワクチンを接種したからといって、海外渡航が決定していない人はワクチンパスポートを申請できません。
さらに、渡航先がワクチンパスポートの所持により、入国を許可したり隔離が免除される国でなければなりません。
3、ワクチンパスポートの申請方法
あなたの住民票がある各市町村にてワクチンパスポートの申請をすることができます。
申請には、各市町村で用意された申請書、有効なパスポート、マイナンバーが確認できる書類、摂取記録書(または摂取済書)を準備しましょう。
申請は、各市町村の自治体窓口、郵送、またオンラインで受け付けていますが、自分の住民票がある自治体のホームページより一度確認することをおすすめします。
4、ワクチンパスポート利用可能51カ国
(1)ヨーロッパ
アイルランド/アンドラ/イタリア/イギリス/エストニア/オーストリア/オランダ/ギリシャ/コソボ/ジョージア/スイス/スペイン/スロバキア/スロベニア/デンマーク/ドイツ/バチカン/フランス/ブルガリア/ベラルーシ/ベルギー/ポーランド/ボスニア・ヘルツェゴビナ/リトアニア
ワクチンパスポートでヨーロッパ周遊も夢ではないといえるほど、ヨーロッパの24カ国にてワクチンパスポートによる入国緩和をしています。
しかし、日本で発行したワクチンパスポートは入国を許可するものであり、一部の国においては公共施設やレストランへの立ち入りの許可を保証するものではない点に注意しましょう。
つまり、ヨーロッパを観光するのであれば、現地発行の証明書が必要になる可能性があるのです。渡航前に大使館などに問い合わせ事前に確認しておくことをおすすめします。
日本のワクチンパスポートなんかより効力あるしQRコードもついてるから街中でも使いやすいEUのワクチンパスポート(リトアニア発行)をゲット。リトアニア語でも併記してあってなかなかレアな証明書。発行手数料€10取られたけど価値あるわ。 pic.twitter.com/NUKuetVlLy
— hikoukiana ✈︎ 🇯🇵🇱🇹 (@hikouki_212) October 11, 2021
(1) 北アメリカ
アメリカ(グアムのみ)/カナダ
リゾート地として人気の高いグアムは、ワクチンパスポートの所持で隔離が不要に。
アメリカ本土への入国は、今年11月よりワクチン接種者を対象に入国が緩和される予定。
ワーキングホリデーの渡航先としても人気が高いカナダでは、ワクチンパスポートの提示で14日間の隔離が免除されます。
しかし、ワクチンを1回しか摂取していない方や未接種の方は隔離が必須となります。
ワーホリや留学を目的に、これ以上待てないという方には最適の渡航先ともいえるでしょう。
2021年10月31日以降、カナダの各空港からのフライト/VIA Rail(カナダ横断鉄道)を利用するためにはワクチン接種を完了している必要があります。都市間や州を跨ぐ移動についてもワクチン接種証明(ワクチンパスポート)必須ということに。当面カナダはワクチン未接種だと身動きが取れない状況です。 pic.twitter.com/0YlTqmaopK
— カナダ格安留学サポーター (@supportmart) October 9, 2021
(3)アジア
インドネシア/シンガポール/スリランカ/タイ/ベトナム/香港/マレーシア/モルディブ
ヨーロッパと比較すると、入国緩和をしているアジア諸国は少ないですが、それでもアジア旅行において人気のベトナムやシンガポールにワクチンパスポートで入国できると考えると、なんだかわくわくしますよね。
タイは、プーケット島、サムイ島、パンガン島、タオ島のみで入国が緩和されるので注意しましょう。
【タイ発】
— J.force@海外進出支援 (@JforcebyJTA) October 12, 2021
タイを含む世界の各国では、
ワクチン接種完了者に対する国際渡航制限緩和、
各国内行動制限等の緩和が加速しています。#タイ #制限緩和 #渡航制限 #ワクチンパスポート #ワクチン2回接種https://t.co/2OI9T5k1C9
(2) その他
サモア/パプアニューギニア/パラオ/マーシャル諸島
オマーン/チュニジア/トルコ
アンゴラ/ガボン
エクアドル/エルサルバドル/コスタリカ/セントクリストファー・ネービス/セントビンセント/パラグアイ/ベリーズ/ホンジュラス
オセアニア、中東、アフリカ、中南米でもワクチンパスポートによる入国の緩和をはじめています。
2021年10月時点で51か国がワクチンパスポートによる入国を緩和しており、世界の国の数が196か国であることを考えると、その数は約4分の1に相当します。
これだけの数の国が日本のワクチンパスポートを受け入れている点を踏まえると、世界一周もワクチンパスポートで叶えることができてしまうのです。
世界一周出発まであと11日😆
— Smiley Trip @世界一周1カ国目アメリカ (@SmileyTrip0501) September 21, 2021
中南米の入国条件が少しずつ
緩和されているように感じます。
日本のワクチンパスポートが使える国も徐々に増えています。
来年には海外へ行く方がもっと増えるといいな〜☺️
5、ワクチンパスポートを取得して、いざ海外へ!
今回はワクチンパスポートの発行条件や申請方法、そして入国可能な51カ国をご紹介しました。
コロナで海外旅行を断念したという方も、海外移住や留学、世界一周などを延期した人たちも、ワクチンパスポートを取得できれば渡航ができるのです!
あなたもワクチンパスポートを取得して、海外渡航を目指してみませんか?
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