旅行中の撮影がもっと楽しくなる!知っておきたい一眼レフ3つの基礎知識
一眼レフやミラーレスのカメラを持っているのに、いつもAutoモードで写真撮影をしていませんか?
SNSの普及などにより、高価なカメラを購入する方が増えているのですが、カメラの基礎知識がなく常にAutoモードで撮影を続けているという方が多いです。
実はちょっとした知識があるだけで、Autoモードを卒業でき、写真撮影がもっと楽しくなるのです。
せっかく旅行などで絶景を撮影するのであれば、カメラを使いこなしながら、自分がイメージする写真を撮りたいもの。
そこで、今回は一眼レフユーザーなら絶対に知っておきたい3つの基礎知識をご紹介していきます。
Contents
1、露出とは?
写真撮影においてカメラに適切な光の量を取り込むことが必須条件であり、この光の調節を行うのが、「F値」、「シャッタースピード」、そして「ISO感度」の3つになります。
この3つを組み合わせて得られる光の総量を ’’露出’’ と呼び、この3つの要素をコントロールすることで、光の量を操作し写真が撮影される訳です。
通常Autoモードにて写真を撮影している場合は、カメラが自動に適正な露出を操作してくれるのですが、露出を自分で操作できるようになると、レベルアップした写真を撮影できるようになり、写真を撮るのが一層楽しくなりますよ。
そこで、下記にて「F値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」の3つについて詳しく説明していきます。
暇か?よしaiupa式 #勝手によさこい写真解説 始めっぞ。踊りも基本が大事だと思うけど、
その一、
「カメラの基本はたったの3つ」1.「絞り(F値)」
2.「シャッタースピード」
3.「ISO感度」これら3点で作られる三角形の面積が「露出」で3点を調節して「適正露出(バッチシな写り)」を探るべし。 pic.twitter.com/rgqYAFYDSv
— Aiupa (@Aiupaparazzo) April 14, 2020
2、3つの基礎知識
(1)F値
「F値」は ’’絞り’’とも呼ばれ、光が通る穴の大きさを値で示しています。
穴を広げるとそこに入る光の量が増え、穴を狭めると光の量が減ります。
基本的にF値を上げると穴が小さくなり、光の量が減ります。
一方、F値を下げると穴が大きくなり、光の量が増え、明るい写真を撮ることができます。
F値はカメラに入る光の量をコントロールすると同時に、ボケ効果を調節することができ、写真のイメージを大きく変えてくれます。
F値を下げることで被写体を強調し背景がボケ、写真全体に柔らかい印象を与えます。
反対にF値を上げるとボケがなくなり、写真全体がくっきりしたイメージになります。
あなたが撮影したい写真のイメージに合わせてF値をコントロールしてみて下さいね!
カメラのおべんきょうちゅうです
F値小↔大 かなり背景のボケ度がちがう………!すごい………… pic.twitter.com/69HC0qvu1A— 深祈 (@minori_fgo_) April 19, 2020
(2)シャッタースピード
カメラに光を貯める時間を制限する役割を果たすのが、「シャッタースピード」。
シャッタースピードが速いほどカメラに光が入る量が減るため、写真が暗くなります。
逆にシャッタースピードが遅くなると、カメラに光が入る量が増えるため写真が明るくなりますが、写真がぶれやすくなるというデメリットが生じます。
そのため、シャッタースピードが1/125より遅い場合は三脚を使いましょう。
シャッタースピードを遅くするとブレやすくなるというデメリットがありますが、上手く撮影すると被写体の動きを強調した写真を撮影することができます。
滝や川の水を線で表現したり、夜の暗闇に光線が流れる幻想的な写真は、シャッタースピードを遅くすることで撮影できます。
シャッタースピードは光の量を調節するだけではなく、写真に躍動感を与えるという点でも大きな役割を果たしているのです。
今日のテーマは動き。
ほぼ同じ場所でシャッタースピードを変えた2枚。
皆さんはどっちが好きですか?
←1/6s
1/400s→#シャッタースピード面白い! #水にも表情がありまして pic.twitter.com/CLdT2nDrOR— 中出桂子☆サロマ湖鶴雅リゾート売店店長です♪ (@yakitori3438) April 15, 2020
(3)ISO感度
’’ISO感度(アイエスオーかんど、イソかんど、ISO speed )は、国際標準化機構(ISO)で策定された写真フィルムの規格であり、あるフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す。’’
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ISO%E6%84%9F%E5%BA%A6
「ISO感度」と聞くとなんだか難しい話をしているように思う方が多いのですが、wikipediaでは上記のように説明されています。
簡単にいうと、ISO感度とは画像センサーの光の感度を意味します。
ISO感度が高いとより敏感に光を画像センサーに取り込もうとするので、少ない光でもより明るく写すため、シャッター速度が速くてすみ、ブレ防止に繋がります。
しかし、ISO感度を上げすぎると画像にザラザラとしたノイズが乗り、画質が損なわれるというデメリットもあります。
ISO感度は、基本的に夜景、花火、星空などの暗い場所での撮影に感度を上げて、それ以外の通常時は400以下設定するのがおすすめ。
もし、撮影時に三脚があるのであれば、ISO感度に頼るのではなく、シャッタースピードを遅くして光を取り込むと、ブレもノイズもないパーフェクトな写真が撮れますよ。
逆に三脚が手元にない時に暗い風景を撮影するのであれば、迷わずISO感度を上げることをおすすめします。
具体的には、その場その場で何枚かISO感度を変えて写真を撮影し、最適な設定を見つけることが大切ですよ。
\ 豆知識📷「ISO感度」 /
ISO感度とは光を感じる度合いのこと。
暗い場所の撮影も、ISO感度を上げるとていくと少ない光量でも明るく撮れるんですよ🌠
この写真は夜明け前の星が見えるよう、ISO感度を調整しています🌟写真:furuken3 さんのフォトレシピはこちら
▶https://t.co/3MFddPSyfx pic.twitter.com/PcQZH6hdJQ— キヤノンマーケティングジャパン (@Canon_mj) February 26, 2020
3、マニュアルモードでの撮影に挑戦しよう
上記にて、露出を決める3つの要素「シャッタースピード」、「F値」、「ISO感度」についてご紹介しましたが、これらの3つを自分で操るには、カメラの設定をマニュアルモード(M)に設定する必要があります。
マニュアルモードは数ある撮影モードの中でも難易度が高い設定になりますが、自分で操作が自由にできるため、最も写真撮影を楽しめるモードともいえます。
最初は練習だと思って、失敗しながら上達していく気持ちが大切ですよ。
4、ワンランク上の写真を目指そう!
今回は旅行中の写真撮影がもっと楽しくなる、知っておきたい一眼レフの基礎知識を3つご紹介しました。
露出の3大要素である「F値」、シャッタースピード」、「ISO感度」を理解するだけでも、カメラの世界はぐっと広がり、今まで以上に写真撮影が楽しくなりますよ!
今回ご紹介した内容をマスターして、ワンランク上の写真を目指してみてはいかがでしょうか?
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