「世界の治安ランキング2021!各国の安全度を比較」

「世界の治安ランキング2021!各国の安全度を比較」

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世界で治安が良い国トップ10

この記事は、毎年、オーストラリアのシンク・タンクInstitute for Economics & Peaceが発表している『世界平和指数(グローバル・ピース・インデックス)』を参考に、2021年世界で最も治安の良い国10カ国をご紹介します。

世界平和指数は、国の優劣を比較するものではなく、あくまで、その国における平和のレベルが毎年改善しているかどうかを示すものである、とされています。

Watashi Tabiは、世界平和指数のほかに、以下を参考資料として掲載しています。

・「コロナの安全度」(Bloomberg 2021)
・「旅行者の安全度」(Insurly 2020)
・「国の繫栄度」(THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)
・「海外安全情報」(外務省)
・「経済状況」(IMF)

10位 スイス

【コロナ安全度】★★★★☆ 26位(上位53カ国中)

(出典:Bloomberg 2021)

 

【旅行者の安全度】★★★★★ 1位(179カ国中)

(出典: Insurly 2020)

 

【世界平和指数】★★★★★ 10位(163カ国中)

(出典:Global Peace Index 2020)

 

【国の繁栄度】★★★★★ 3位(167カ国中)

(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

 

【スイスの実質GDP成長率】マイナス5.3%(IMF 2020

【スイスの失業率】3.6%(IMF 2021)

・スイスの地理
スイスは西ヨーロッパに位置する永世中立国です。ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインと国境を接しています。

欧州連合(EU)に加盟することをずっと拒否しており、現在は、欧州自由貿易連合(European Free Trade Association)とシュンゲン協定にのみ加盟しています。

・スイスを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2018年にスイスを観光で訪れた旅行者数は11,715,000人でした。2017年は11,133,000人だったので、前年比で約5.2%増えています。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページによると、2021年1月時点で、スイスには、レベル3の渡航中止勧告(感染症)が出ています。

スイスは、安全というイメージが強く、例年であれば多くの日本人が訪れていますが、毎年日本人観光客を狙ったスリや置き引きが多発しています。特に、都市部の空港や駅、鉄道、レストランなど、観光客が多い場所に行く際には、十分に気をつけるようにしましょう。

・スイスの繁栄度 
『プロスペリティ2020』によれば、スイスは、「セーフティー&セキュリティー」と「経済の質」の項目で167カ国中1位にランク付けられています。その他、「企業の質」「ガバナンス」「ソーシャルキャピタル」「生活状況」「ヘルスケア」「自然環境」の項目で、10位以内に。「個人の自由度」や「投資環境」は比較的評価が低いですが、それでも15位以内に選ばれています。

9位 日本

【コロナ安全度】★★★★★ 8位(上位53カ国中)
(出典:Bloomberg 2021)

【旅行者の安全度】★★★★★ 10位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 9位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★★ 19位(163位)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【日本の実質GDP成長率】マイナス5.3%(IMF 2020)
【日本の失業率】2.8%(IMF 2021) 

・日本を訪れる年間の旅行者数
日本は、地形や気候の変化に富み、毎年、自然遺産や文化遺産を求めて多くの人々が世界中から訪れます。

2018年に日本を観光で訪れた旅行者数は、31,192,000人でした。2017年は、28,691,000人だったので前年比で8.7%ほど増加しています。

・日本の治安情報

「日本の治安の良さは異常」と国内外で高い評価を受けていますが、実際には、多発している交通事故や過労死、自殺、性犯罪など、多くの深刻な問題を抱えています。

ALSOK研究所が2019年に発表した「犯罪件数都道府県ランキング」によると、日本でもっとも刑法犯罪件数が多かったのは、東京でした。

その他は、2位大阪、3位埼玉県、4位愛知県、5位神奈川県、6位千葉県、7位兵庫県、8位福岡県、9位北海道、10位茨城県と続きます。人口の多さに比して犯罪件数も増えるので、当然の結果と言えます。

ちなみに、日本で最も治安が良く犯罪件数が少ないのは、以下の都道府県です。

1位 鳥取
2位 秋田
3位 島根
4位 徳島
5位 福井

・日本の繁栄度
『プロスペリティ2020』によると、日本の繫栄度は19位でした。

「ヘルスケア」の項目では、世界で2位にランクインしています。その他は、治安を示す「セーフティー&セキュリティー」の項目が7位、「企業の状態」(10位)、「教育」(9位)と、比較的高く評価されています。しかし、「ソーシャルキャピタル」(140位)や、「個人の自由度」(31位)は先進国のなかでは極めて低く、今すぐ改善すべき課題であると言えるでしょう。

8位 チェコ共和国

【コロナ安全度】★★★☆☆ 50位(上位53カ国中)
(出典:Bloomberg 2021

【旅行者の安全度】★★★★★ 20位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 8位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★☆ 29位(167カ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【チェコ共和国の実質GDP成長率】マイナス6.5%(IMF 2020)
【チェコ共和国の失業率】3.4%(IMF2021)

・チェコ共和国の地理

チェコはEUに加盟している中央ヨーロッパの共和制国家です。ポーランド、 スロバキア、オーストリア、ドイツと国境を接しています。

・チェコを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2017年にチェコ共和国を観光で訪れた旅行者数は、13,665,000人でした。(2018年のデータはありません)2016年の観光客数と比較した前年比は6.7%で、年々増加しているのが分かります。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページによると、2021年1月時点で、「レベル3の渡航中止勧告(感染症)」が出ています。世界平和指数では、日本より平和指数が高いチェコですが、犯罪発生状況は日本の約2.6倍という統計が出ています。

世界平和指数は、GDPに対する軍事支出を評価の対象にしているので、日本のように社会の治安が良くても軍事支出が大きいと評価が下がってしまいます。

日本人に対するスリや置き引きが、観光客が多い地域の観光施設やお店、地下鉄などで発生しています。治安の良いイメージのあるチェコですが、十分に気をつけるようにしましょう。

・チェコの繁栄度
『プロスペリティ2020』で、チェコの繫栄度は29位でした。そのうち、一番評価が高かった項目は、「セーフティー&セキュリティ」11位と「経済の質」11位です。その一方で、「ソーシャルキャピタル」が127位と非常に悪く、今後の改善が求められます。

7位 シンガポール

【コロナ安全度】★★★★★ 2位(上位53カ国中)
(出典:Bloomberg 2021)

【旅行者の安全度】★★★★★ 2位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 7位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★★ 15位(167ヵ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【シンガポールの実質GDP成長率】マイナス6% (IMF 2020)
【シンガポールの失業率】2.6% (IMF 2021)

・シンガポールの地理

シンガポールは、60以上の島々が集まる共和制の都市国家です。海を挟んで、マレーシア半島やインドネシアと隣接しています。

・シンガポールを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2018年にシンガポールを訪れた旅行者数は14,673,000人でした。2017年の観光客到着数は13,909,000人だったので、前年比で5.5%旅行者数が増えていることになります。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページによれば、路上、ショッピングセンター、レストランなどで日本人旅行客を狙ったスリや置引きが発生しています。治安の良いシンガポールだからといって、多額の現金を持ち歩かないように気をつけましょう。

また、パスポートや現金などは、首からぶら下げさげられ、服の中に隠せるタイプのお財布にしまっておくと、盗難に合わず簡単に取り出せるので便利です。

・シンガポールの繁栄度
『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』によると、シンガポールの繫栄度は、167ヵ国中15位でした。

シンガポールは、「投資環境」「マーケットアクセスやインフラ」「ヘルスケア」「教育」の項目で世界1位の高評価を受けています。その他、「企業の状況」「経済の質」でも世界で2位に輝いています。その一方で、「個人の自由度」が92位、「自然環境」が90位と、全体の順位を下げる要因になっています。

6位 カナダ

【コロナ安全度】★★★★★ 13位(上位53カ国中)
(出典:Bloomberg 2020)

【旅行者の安全度】★★★★☆ 34位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 6位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★★ 14位(167カ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【カナダの実質GDP成長率】マイナス7.1% (IMF 2020) 
【カナダの失業率】7.9% (IMF 2021)

・カナダの地理

カナダは、北アメリカ大陸の北部に位置する連邦立憲君主制国家で、英連邦王国(Commonwealth realm)のひとつです。アメリカ合衆国と国境を接しており、海を挟んでグリーンランドと隣接しています。カナダは、世界で2番目の広さを誇る国で、国土の54%が森林で占められています。

・カナダを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2018年にカナダを訪れた旅行者数は21,134,000人でした。2017年の観光客到着数は20,883,000人だったので、前年比で1.2%旅行者数が増えていることになります。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページによれば、カナダの犯罪発生率は日本のおよそ5倍となっており、治安が良いとはいえ、注意が必要です。日本人の旅行者などが夜間に通りで襲われる事件も起きています。なお、日本人旅行客を狙ったスリや置引きは、空港やホテル、レストランなで多発しています。

・カナダの繁栄度
『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』によると、カナダの繫栄度は、167ヵ国中14位でした。

カナダの繫栄度の特徴は、全ての項目においてバランスが整っており、高評価と低評価の差が少ないことです。あえて特筆するならば、「個人の自由度」と「教育」の項目が、それぞれ7位と6位で、特に高く評価されています。一番低く評価されているのが「ヘルスケア」で、33位でした。

5位 デンマーマーク

【コロナ安全度】★★★★★ 17位(上位53カ国中)
(出典:Bloomberg 2021)

【旅行者の安全度】★★★★★ 7位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 5位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★★ 1位(167カ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【デンマークの実質GDP成長率】マイナス4.5%(IMF 2020)
【デンマークの失業率】6%(IMF 2021)

・デンマークの地理

デンマークは、北ヨーロッパに位置する立憲君主制国家です。デンマークの国土は、大きく分けて2つに分類されます。一つ目はスカンディナヴィア半島の南端で首都コペンハーゲンがあるシェラン島、もう一つは、ドイツの北側に位置し、ドイツと国境を接しています。

・デンマークを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2017年にデンマークを訪れた旅行者数は11,743,000人でした。2018年の観光客到着数は不明ですが、2016年との前年比で8.9%旅行者数が増えていることになります。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページの情報によると、デンマークの首都コペンハーゲンの一部の地区では、ギャングの抗争で銃撃事件も起きているようです。特に、ノアブロ(Nørrebro)地区やイスホイ(Ishøj)市内には近づかないようにしましょう。

また、日本人を狙った盗難が多発しています。北欧は安全という先入観を持った人も多く、油断しがちですが、空港、地下鉄で親切な人のフリをして荷物を盗む人もいるようです。また、ホテルのセーフティーボックスから貴重品が盗まれたり、ショッピング中に財布やバッグが盗まれたりする被害も最近起きています。貴重品は、どんな時も身体から離さないようにしましょう。

・デンマークの繁栄度
『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』によると、デンマークの繫栄度は、167ヵ国中1位でした。

デンマークは、全ての項目において10位以内をキープしています。 その中でも特に評価が高く世界で1位を獲得した項目が、「ソーシャルキャピタル」と「生活状況」です。一番低かったのが10位で、「セーフティーとセキュリティー」の項目でした。デンマークを訪れる旅行者は、前述で述べた外務省の治安情報をしっかりと受け取ってください。

4位 オーストリア

【コロナ安全度】★★★★☆ 38位(上位53カ国中)
(出典:Bloomberg 2021)

【旅行者の安全度】★★★★★ 12位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 4位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★★ 10位(167カ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【オーストリアの実質GDP成長率】マイナス6.7%(IMF 2020)
【オーストリアの失業率】5.5%(IMF 2021)

・オーストリアの地理
オーストリアは、西ヨーロッパの連邦共和制国家です。アルプス山脈が国土の62%を占めています。北はチェコ共和国、ドイツ、西はリヒテンシュタイン、スイス、南はイタリア、スロベニア、東はハンガリー、スロバキアと国境を接する国です。

・オーストリアを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2018年にオーストリアを訪れた旅行者数は30,816,000人でした。2017年の観光客到着数は29,460,000人だったので、前年比で4.6%旅行者数が増えていることになります。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページによると、オーストリアでは、駅構内のトイレで女性が強姦される事件が増えてきています。

日本人が狙われた例としては、観光地の人混み、空港、地下鉄、路面電車、駅、ホテルのロビー、レストランでの置引きやスリなどが挙げられます。治安の良いイメージのあるオーストリアですが、十分に気をつけ、貴重品は身体から離さないようにして、首からぶら下げるポーチなどを活用して服の中に隠しておきましょう。

・オーストリアの繁栄度
『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』によると、オーストリアの繫栄度は、167ヵ国中10位でした。

オーストリアは、項目によって評価のばらつきが少なく、バランスの良い結果となっています。そのなかでも評価が高い項目が、「セーフティーとセキュリティー」(世界4位)、「自然環境」(世界5位)です。また、一番評価が低いのが「ヘルスケア」の項目で22位となっています。

3位 ポルトガル

【コロナ安全度】★★★☆☆ 42位/53位
(データの出典元記載 Bloomberg 2021)

【旅行者の安全度】★★★★★ 8位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 3位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★☆ 27位(167カ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【ポルトガルの実質GDP成長率】マイナス10%(IMF 2020)
【ポルトガルの失業率】7.7%(IMF 2021)

・ポルトガルの地理

ポルトガルは南ヨーロッパのイベリア半島にある共和制国家です。唯一、スペインと国境を接しており、残りは大西洋に面しています。

・ポルトガルを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2018年にポルトガルを訪れた旅行者数は22,800,000人でした。2017年の観光客到着数は21,200,000人だったので、前年比で7.5%旅行者数が増えていることになります。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページによると、ポルトガルで日本人が犯罪の被害を受けるのは、スリや置引きがほとんどのようです。ポルトガル人や現地に住んでいる日本人は、カード決済がほとんどのためあまり狙われませんが、旅行客の場合は多額の現金を持っていることが多いので狙われやすいという背景もあるようです。

他の国にも共通することですが、観光客が集まりやすい空港や公共の乗り物、観光地などでは事件が多発しているので、特に気をつけるようにしましょう。

・ポルトガルの繁栄度
『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』によると、ポルトガルの繫栄度は27位でした。

ポルトガルの繫栄度で一番評価が高かった項目は、「個人の自由度」で、世界で13位でした。そのほかでは、「マーケットアクセス&インフラ」の項目で18位と比較的高く評価されています。その一方で、「ソーシャルキャピタル」が世界で53位と、ヨーロッパの中ではだいぶ低い評価となりました。

2位 ニュージーランド

【コロナ安全度】★★★★★ 1位/53位
(データの出典元記載 Bloomberg 2021)

【旅行者の安全度】★★★★★ 17位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 2位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★★ 7位(167カ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【ニュージーランドの実質GDP成長率】マイナス6.1%(IMF 2020)
【ニュージーランドの失業率】7%(IMF 2021)

・ニュージーランドの地理

ニュージーランドは、オセアニアの南西太平洋に浮かぶ島国で、英連邦王国のひとつです。また、海を隔てて隣接するオーストラリア大陸とは、2,000km離れています。

ニュージーランドは、いくつかの島に分かれており、北島には首都ウェリントンがあります。火山活動も確認されており、有名な温泉地も、この北島にあります。南島は自然豊かで、毎年多くの観光客が訪れます。

・ニュージーランドを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2018年にニュージーランドを訪れた旅行者数は3,686,000人でした。2017年の観光客到着数は3,555,000人だったので、前年比で3.7%旅行者数が増えていることになります。

・外務省の情報
外務省の海外安全ホームページによると、ニュージーランドの治安は比較的良いようです。しかし、2018年のデータによると、人口1万人あたりの強盗事件発生率は、日本の約40倍にまで上り決して油断はできません。

ニュージーランドを観光で訪れる際は、他の国同様、貴重品を肌身から離さず、観光客が多い場所では、スリや置引きに注意するようにしましょう。

・ニュージーランドの繁栄度
『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』によると、ニュージーランドの繫栄度は世界で7位でした。

ニュージーランドは、すべての項目においてバランスが良く、26位以内に入っています。一番高く評価されているのは、「ガバナンス」(世界5位)、「ソーシャルキャピタル」(世界5位)、「投資環境」(世界4位)、そして「自然環境」(世界4位)です。

その一方で、「セーフティー&セキュリティー」(世界25位)、「生活状況」(世界26位)などが比較的低い評価となっています。

1位 アイスランド

【コロナ安全度】★☆☆☆☆ ランキング圏外
(データの出典元記載 Bloomberg 2021)

【旅行者の安全度】★★★★★ 6位(179カ国中)
(出典: Insurly 2020)

【世界平和指数】★★★★★ 1位(163カ国中)
(出典:Global Peace Index 2020)

【国の繁栄度】★★★★★ 11位(167カ国中)
(出典:THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020)

【アイスランドの実質GDP成長率】マイナス7.2%(IMF 2020)
【アイスランドの失業率】7%(IMF 2021)

・アイスランドの地理

アイスランドは、北ヨーロッパにある島国です。海を隔ててグリーンランド、ノルウェー、イギリス、アイルランドと隣接しています。火山活動が活発で、温泉も点在しています。

・アイスランドを訪れる旅行者数
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2018年にアイスランドを訪れた旅行者数は2,344,000人でした。2017年の観光客到着数は2,225,000人だったので、前年比で5.4%旅行者数が増えていることになります。

・外務省の情報
治安の良いイメージがあるアイスランドでも、十分な注意が必要です。旅行客が多い空港やホテル、レストランなどで、置引きが発生しているので、特に気をつけるようにしましょう。

また、首都レイキャビク市の中心地では、夜間、酔っ払いや麻薬の売人などが徘徊しているので、なるべく出歩かないようにしましょう。

アイスランドは、気候条件が厳しく、雪の日の運転などはアクシデントに見舞われる可能性があります。慣れない土地を一人で旅するのはなるべく控えて、十分に気をつけるようにしましょう。

・アイスランドの繁栄度
『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』によると、アイスランドの繫栄度は世界で11位でした。

アイスランドは全ての項目において28位以内に入っており、比較的バランスの取れた評価になっています。特に評価が高かった項目は、「セーフティー&セキュリティー」(世界5位)、「ソーシャルキャピタル」(世界4位)、「ヘルスケア」(世界5位)です。

また、評価が比較的低かった項目は、「企業の状況」(世界28位)です。

この記事では、2021年世界で最も治安の良い国トップ10をご紹介しました。安全と言われている国でも、日本と比べると治安が悪いところが多いので、旅行の際には、十分にコロナ対策や安全対策をするようにしましょう。

【参考文献】
『The Covid Resilience Ranking』|Bloomberg https://www.bloomberg.com/graphics/covid-resilience-ranking/

『Classement 2020 des pays les plus sûrs』|Insurly https://insurly.fr/indice-risque-pays

『Global Peace Index 2020』|Institute for Economics & Peace http://visionofhumanity.org/app/uploads/2020/06/GPI_2020_web.pdf

『THE LEGATUM PROSPERITY INDEX™ 2020』|Legatum Institute Foundation https://www.prosperity.com/rankings

『Real GDP Growth 2020』|IMF
https://www.imf.org/external/datamapper/NGDP_RPCH@WEO/BRN/KHM/CHN/IDN/LAO/MMR/PHL/SGP/THA/VNM

『IMF Country Information』|IMF https://www.imf.org/en/Countries/

『Unemployment rate』 | IMF
https://www.imf.org/external/datamapper/LUR@WEO/OEMDC/ADVEC/WEOWORLD/CZE

『デスティネーション国等別国際観光到着数及び国際観光収入』|UNWTO
https://www.e-unwto.org/doi/pdf/10.18111/9789284421374
『危険・スポット・広域情報』|外務省海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/
外務省(各国のGDP、失業率など)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html
『全国治安ワーストランキング2019』|ALSOK https://www.alsok.co.jp/person/recommend/111/

『全国治安ランキング「治安いい都道府県」2019』|ALSOK https://www.alsok.co.jp/person/recommend/142/

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