「世界の治安ランキング2021!各国の安全度を比較」
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◇世界平和指数による治安ランキング
国連機関が発表した『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、2020年、世界で一番平和指数が低い国は、アフガニスタンでした。世界平和指数は主に暴力の増減に重きを置いています。世界の平和指数を決定する指標は全部で23項目ありますが、大きく分けて3つに分けられます。
・現在、起きている国内外の紛争と戦争 ・社会の安全とセキュリティ ・軍事化 |
ここでは、「世界平和指数」が示す世界で最も治安の悪い国10カ国をご紹介します。
◇世界で最も「世界平和指数」が低い国10カ国
ワースト10位 ロシア
【映像】ロシアの野党支持者などが27日、モスクワ中心部で抗議集会を開こうとして治安当局と衝突、1000人以上が拘束された。 pic.twitter.com/jasj8XjtpV
— ロイター (@ReutersJapan) July 30, 2019
ロシアは182もの民族からなる多民族国家です。圧倒的多数を占めるのが東スラブ系民族で、そのほかテュルク系、コーカサス系、ウラル系、その他の少数民族で構成されています。
宗教は、一番多いのが正教会の信者で、そのほか、カトリック、プロテスタント、イスラム教、ユダヤ教、仏教の信者もいます。
【必見】最新の料金体制や乗り方から乗車マナー、治安面などのロシアの地下鉄を細かく教えます! https://t.co/C3Y2HUJ0Du
#モスクワ #サンクトペテルブルク pic.twitter.com/bvrMVDv3Eq
— しにち |YouTubeやってます (@shinichibouken) July 3, 2020
・ロシアで起きているテロや紛争
外務省の情報によると、2019年にロシア国内で実際に起きたテロは43件で、「テロの性格を有する犯罪」は1806件でした。また、北コーカサス地方では、テロの脅威が残存しており、特にチェチェン共和国は、社会・治安情勢が不安定な状態が長年つづいています。2019年12月には、モスクワの連邦保安庁(FSB)本部を狙った銃撃事件も発生しており、死傷者が出ました。
・ロシアのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、ロシアの軍事化のスコアは3.241で、
これは世界で2番目に高いスコアでした。ロシアの国内紛争や治安は前年に比べると、大幅な改善が見られたものの、GDPと比較した時の軍事支出の割合は、非常に高いままとなっています。
ワースト9位 中央アフリカ共和国
#中央アフリカ共和国:情勢悪化、130万人に人道支援が必要
不安定だった治安が、今年に入ってさらに悪化している中央アフリカ。暴力の影響を受ける子どもたちを守るため、#ユニセフ は、#保健ケア、#子どもの保護、国内避難民キャンプでの #教育支援 などを展開しています。https://t.co/I1TT55NlWE pic.twitter.com/DbxsATZUdx
— 日本ユニセフ協会 UNICEF東京事務所 (@UNICEFinJapan) May 15, 2018
中央アフリカ共和国でもっとも多い民族はバイヤ族で、その割合はおよそ33%です。その他を、バンダ族、マンディア族、サラ族、ムブーム族、ムバカ族、ヤコマ族などが占めています。
中央アフリカ共和国の宗教は、プロテスタントが25%、ローマ・カトリックが25%、そして、伝統的宗教が占める割合が24%となっています。イスラム教徒も15%ほどおり、2011年以降は、キリスト教徒との対立が続いています。
ロシア、中央アフリカ共和国に数十人の軍事顧問を派遣し軍隊を訓練! https://t.co/Gz52AsDsCq pic.twitter.com/MFLWEQdgVL
— 軍事ミリタリーニュース (@military_news_x) January 4, 2019
・中央アフリカ共和国で起きているテロや紛争
外務省の情報によると、2019年テロは発生していませんが、全土で武装勢力による暴行や略奪が多発しており、死傷者も多く発生しています。このため、全土においてレベル4の退避勧告が出されています。
・中央アフリカのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、中央アフリカ共和国で起きたテロによる死者数は、2014年を境に大きく減少し続けています。しかし、2019年のGDPと比較した時の軍事支出は38%と依然高く、これは世界で6番目に高い割合です。
事実、「社会の安全とセキュリティ」の項目では、世界で6番目に悪い結果でした。このほか、中央アフリカ共和国では、食料不足による飢餓が深刻な問題になっています。
ワースト8位 コンゴ民主共和国
コンゴ民主共和国西部で、再びエボラ出血熱感染拡大の可能性。すでに50人が感染。新型コロナウイルスと麻疹がすでに流行している。WHOは6月25日に北部でのエボラ感染収束を宣言したばかり。武力衝突で多くの人々が国内外に避難。治安、僻地へのワクチン輸送も課題となるか https://t.co/JeN2Qz0pJV
— Keiko INOUE (كيكو) (@inoko1102) July 14, 2020
コンゴ民主共和国の人口は、およそ8,407万人で、全部で250もの民族から構成されています。主な民族は、バントゥー系、スーダン系、ナイル系で、そのほかピグミーとよばれる原住民が存在します。
コンゴ民主共和国で最も多い宗教はカトリックで、全体に占める割合は50%です。そのほか、プロテスタントが30%、キンバングー教会が10%で、イスラム教や伝統宗教なども、少数ですがいます。
#志村どうぶつ園 でも紹介された、アフリカ・コンゴ民主共和国。今なお、不安定な治安と、そのなかで暮らす人々がいます。
コンゴの紛争と、私たちの生活は全く関係のないものではありませんでした…
認定NPO法人テラ・ルネッサンスの活動内容について|コンゴ事業 https://t.co/UHDj61766r pic.twitter.com/Bm1w15JdEA
— 認定NPO法人テラ・ルネッサンス (@terra_ngo) July 28, 2018
・コンゴ民主共和国で起きているテロや紛争
外務省の安全情報によると、コンゴ各地での襲撃について、ISILやADFが相次いで犯行声明を出しています。また、2019年には、コンゴ民主共和国軍がADFの基地を攻撃したことへの報復として、民間人の大量虐殺も起きてしまいました。
・コンゴ民主共和国の紛争と軍事化
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、現在起きている国内外の紛争の項目において、コンゴが獲得したスコアは3.379で、これは世界で4番目に悪いことを示しています。また、「社会の安全とセキュリティ」の項目においても世界で5番目に悪いスコアでした。このほか、コンゴでは食糧不足による飢餓が加速しており、深刻な問題となっています。
ワースト7位 リビア
#国連 は、 #リビア の首都の郊外住宅地で起きた2つの武装グループによる衝突を非難し、治安を改善するための緊急の改革を求めた @UNSMILibya https://t.co/CBcr4vToQN pic.twitter.com/zDZMxlcntk
— Arab News Japan (@ArabNewsjp) September 27, 2020
リビアの人口は、およそ665万人で、非常に多くの部族が存在します。公用語はアラビア語ですが、一部ではイタリア語も話されています。
主な宗教は、イスラム教で全体の97%を占めます。そのうち大半が、スンニ派です。その他、キリスト教のコプト正教会も1%ほど存在します。
・リビアで起きているテロや紛争
外務省の情報によると、リビアでは、2011年にカダフィ政権が崩壊してから、いまだに混乱した状態にあり、治安が保たれていません。
東西をまとめていたカダフィ大佐が殺害されたことで、東西の対立は深まり、民兵やテロ組織、そして過激武装勢力によるテロ事件が多発しています。その他、ISILによる外国人や異教徒への誘拐事件も頻発しています。
・リビアの治安と軍事化
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、2019年のリビアにおける「社会の安全とセキュリティ」のスコアは3.652で、これは世界で10番目に悪い数字でした。また、軍事化の項目においても、世界で9番目に高いスコアで、GDPと比較した時の軍事支出が非常に高い割合であることを示しています。
ワースト6位 ソマリア
レンタしてアフリカ大陸の最南端行ったったで🇿🇦
日本とほぼ同じですごい走りやすかった
最東端のソマリアは治安エグくて入国できなかったぽい pic.twitter.com/dycM7qUl7H— すぎもと (@su_gi_mo) September 2, 2017
ソマリアの人口はおよそ1,126万人で、そのうち85%をソマリア人が占めます。その他、エチオピア人、インド人、パキスタン人、イタリア人、ペルシア人、イギリス人などで構成されています。
イスラム教が全体の95%を占め、大半がスンニ派です。
牧畜によって生計を立てている #ソマリア 人たちは、気候の厳しさには慣れています。しかし、長引く干ばつは住民を飢餓寸前にまで追いつめます。私たちは同国中部にあるガルグドゥード州で国内避難民を含めた9万人に食料を配付しました。https://t.co/Hs1u8mAjTc pic.twitter.com/B0dEghNkFf
— 赤十字国際委員会 (@ICRC_jp) December 7, 2017
・ソマリアで起きている紛争やテロ
外務省の情報によると、ソマリアではイスラム過激派組織によるテロが続いており、非常に危険な状態です。首都モガディシュの政府関連施設や国連関連施設、ホテルなども襲撃の標的となっています。
このほか、中南部においても活発なゲリラ戦が起きており、全土においてレベル4の退避勧告が出されています。
・ソマリアのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、2019年のソマリアで、軍事に使われた経済的な支出は、対GDP比が38%と非常に高い割合でした。これは、世界で5番目に高い数字となっています。また、ソマリアでは紛争などにより土地を追われた難民の割合が20%と、ほかのアフリカ諸国と比較しても非常に高く、深刻な問題になっています。
ワースト5位 イエメン
イエメンのサヌア旧市街。
「この建物の独特の雰囲気は他では味わえない」
でも治安がいい時にいくほうがいいかも😊 pic.twitter.com/gy1KNATHPm
— 海外の絶景bot (@BotCoco72) November 9, 2020
イエメンは、アラビア半島の南端部にある国です。人口は、1,267万人で、そのうちの98%をアラブ人が占めます。
宗教の構成は、イスラム教のスンニ派が55%、シーア派が42%、その他が3%となっています。
2日、アラブ有志連合軍の支援を受けるイエメン治安部隊はアルカイダの隠れ処を襲撃。戦闘員3人を殺害、2人を捕虜とした。https://t.co/L8RjfvYCQR pic.twitter.com/kaRkgg275E
— Arab News Japan (@ArabNewsjp) October 3, 2020
・イエメンで起きているテロや紛争
外務省の海外安全情報によれば、現在イエメン全土にレベル4の退避勧告が出ています。イエメンでは、現在、「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)や、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)に関連するイスラム過激派組織によるテロや誘拐が多発しており、大変危険な状況です。また、イエメン政府と反政府勢力の衝突も起きています。
https://twitter.com/lain_the_wired/status/1172835429550215169
・イエメンのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、現在、起きている紛争の項目で、イエメンは世界で3番目に平和指数が低い国に選ばれました。アフガニスタン、イラク、イエメンの3カ国では、ここ数年で紛争や戦争による死者が著しく増えています。
2019年、イエメンのGDPに占める軍事支出の割合は5.7%で、非常に高い割合を示しています。このほか、イエメンでは、貧困や飢餓が進んでおり、世界で最も食糧安全保障が保たれていない国の項目で3位に選ばれています。
ワースト4位 南スーダン
https://twitter.com/Mzwzera/status/1179993974531969024
南スーダンは東アフリカに位置する国です。人口は、およそ11,062,100人で、そのうちの約90%をディンカ人が占めています。その他は、ヌエル人、シルック人、アザンデ人、ジュチャル人、アチョリ人、ロツフ人、カリギ人、インドリ人、バンダトグボ人、アダマワ・ウバンギ語族、アジャ人、ドンゴトノ人、ンジャルグルグレ人、マバ語族などで構成されています。
宗教は、全体の6割がキリスト教で、その他はアニミズムやイスラム教を信仰しています。アフリカでは珍しく、イスラム教徒が少ない国のひとつです。
民間人と治安部隊が武装解除中に衝突、127人死亡 南スーダン https://t.co/ARyELdmiOn @afpbbcomより
— 細川 隆好,세천 륭호, Xìchuān lónghǎo, (@hosotaka) August 16, 2020
・南スーダンで起きているテロや紛争
外務省の海外安全情報によると、南スーダンでは、現在、首都の比較的安全なエリアを除いて全土に、レベル4の退避勧告が出ています。首都ジュバ市とその周辺(ジュバ市の境界線から2km以内)でも、レベル3の渡航中止勧告が出ています。
南スーダンでは、現在、イスラム過激派による活動やテロは確認されていませんが、反政府組織「国家救済戦線」(NAS)が、政府軍とにらみ合いの状態が続いています。また、地方の武装集団やギャング集団が一般市民や外国人を襲撃する事件も多発しています。
Hotspots in four countries on brink of famine, UN warns https://t.co/c9zU5vGttv @AJEnglish
飢饉の危機に瀕している4カ国のホットスポット:イエメン、ブルキナファソ、ナイジェリア、南スーダンの一部はいずれも飢饉に陥る危険にさらされており、他の16カ国は急性飢餓の危険性が高い。(国連)— Sub-Saharan Mining (@sndwky) November 6, 2020
・南スーダンのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、南スーダンは、「社会の安全とセキュリティ」の項目で、世界で3番目に危ない国に選ばれました。南スーダンでは、テロや内戦が起きていないにも関わらず、国民の37%が避難民となっており、周辺の危険のアフリカ諸国と比べても非常に高い割合を示しています。
南スーダンのGDPに占める暴力の経済的コストは57%と非常に高い割合を示しています。この数字は、世界で2番目に多い数字です。
ワースト3位 イラク
バグダッドのグリーンゾーンにロケット弾、1人死亡、5人負傷 https://t.co/qA03Tr2u2t
イラクの治安当局は18日水曜の声明で、17日夜のバグダッド中心部へのロケット弾による攻撃では7つのロケット弾が発射され、そのうち4発がグリーンゾーンに着弾し、子供1人が死亡、民間人5人が負傷したと発表した。
— robinsonmanana (@robinsonmanana) November 18, 2020
イラクは、かつて中東で最大の国力を持つ国でした。イラク戦争後は、いまだに不安定な状況が続いています。人口は、およそ32,960,000人と言われていますが、長引く戦乱で現在の確かな人口は分かっていません。
人口の79%を占めるのがアラブ人で、その他はクルド人16%、アッシリア人3%、トルコマン人が2%で構成されています。
宗教の構成は、イスラム教のシーア派が60%前後、イスラム教のスンナ派が35%前後、キリスト教が0.8%、その他が0.2%となっています。
イラク北部の山岳地帯に昔から住んでいるアッシリア人たちのほとんどがキリスト教で、かつては全体の8%を占めていた頃もありましたが、度重なる迫害によって、0.8%まで減ってしまいました。
私の周りの中でも最もアツイ人のひとり。https://t.co/zRw6EcEt44 #女性自身 @jisinjp
— 高遠菜穂子 (@NahokoTakato) October 27, 2020
・イラクで起きているテロや紛争
外務省の海外安全情報によれば、イラクでは、現在、ニナワ県、キルクーク県、サラーハッディーン県、アンバール県、バグダッド県、ディヤーラ県、バービル県、ワーシト県、並びにクルディスタン地域にレベル4の退避勧告が出ています。その他全域で、レベル3の渡航中止勧告とレベル2の不要不急の渡航中止が出ています。
イラクでは、2017年12月に、アバーディー首相がイスラム過激派組織ISILからイラク全土が解放されたことを宣言しました。しかし、ISILの残党が首都バグダットを含むレベル4(退避勧告)が出ている地域に潜伏しており、今もテロの脅威を払拭できていません。
#イラク 平和復興「#旅育」ツアーを企画します!
このたび、#たびえもん では、内戦が終結し治安が回復したイラクを周遊し、現地の子供たちと交流しながら、平和と復興について学ぶ旅育ツアーを企画します。
詳しくは下記!#AprilDreamhttps://t.co/J7zaM60gIF pic.twitter.com/B0JMfwV5qd— たびえもん (@tabiemon1) April 1, 2020
・イラクのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、イラクでは2019年10月に全土で政府に反対するデモが勃発し、デモ参加者のうち700人が死亡、数千名の負傷者も出しています。しかしながら、ISILがイラクで負けた後は、テロ行為による死傷者の数が顕著に見られます。
イラクのGDPに占める暴力の経済的コストは26%で、これは世界に9番目に多い割合です。また、GDPに占める軍事支出の割合も9.1%と非常に高い数字を示しています。
ワースト2位 シリア
シリア内戦以来、29375人の子供が殺されており約85%はアサド政権とロシアによる攻撃でISは約3%だそうです。内戦当初は劣勢だったアサド政権はISと戦っているフリをして国際社会の批判を巧妙に交わしテロとの戦い自国民を殺戮するわけないと主張し続け反政府勢力とその支配下の住民を攻撃し続けた。 https://t.co/TcKG3YaqaX
— ゼニ転がさない! (@Barbiesukiyanen) November 22, 2020
2014年時点でのシリアの人口は、およそ17,951,639人でしたが、長らく戦乱で現在の詳しい人口は分かっていません。全体の90%をアラブ人が占め、残りはクルド人8%、アルメニア人、ギリシャ人、シリア語部族、アッシリア人、北コーカサス系民族、南トルコ系民族などで構成されています。
宗教の構成は、イスラム教スンニ派が70%弱、その他のイスラム教各宗派の合計が20%、キリスト教が12%となっています。
シリアでは550万人以上が難民として認定されているが、2016年以来、レバノンからシリアに戻った人々は約6万五千人のみ、ほとんどの難民が経済破綻やアサド政権に逮捕されるか徴兵されることを恐れてシリアに戻れていない。シリアに絶望しか見えないのでしょう。 Syria https://t.co/cebpK0hScq
— ゼニ転がさない! (@Barbiesukiyanen) November 22, 2020
・シリアで起きているテロや紛争
外務省の海外安全情報によると、シリアでは、現在、全土においてレベル4(退避勧告)が出ています。シリアでは、イスラム過激派組織ISILや反政府武装勢力、シャーム解放機構(HTS)が、シリア政府と協調するクルド勢力やシリア軍と衝突しており、テロや誘拐事件が多発しています。日本人を含む外国人を狙った誘拐・殺害事件も多数起きており、非常に危険です。
・シリアのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、シリアのGDPに占める軍事支出の割合は11.1%で、非常に高い割合を示しています。また、シリアでは、飢餓が進んでおり、食糧安全保障が保たれていない国として世界で7位に選ばれました。また、現在起きている紛争や戦争の項目においては、世界で最も平和指数が低い国に選ばれました。
ワースト1位 アフガニスタン
アフガニスタンの首都カーブルにロケット弾23発が着弾、市民8名が死亡。最近、無辜の市民を狙った無差別攻撃が増加している。同国での治安悪化は深刻。
↓映像はロケット発射に使用されたと見られるミニトラック。 https://t.co/FzutB4cv74
— Kenta Aoki (@kenta_aoki) November 21, 2020
アフガニスタンの人口は、2013年時点でおよそ31,108,077人でしたが、不安定な情勢が長らく続いており、現在の詳しい人口は分かっていません。民族構成は、パシュトゥーン人が45%、タジク人が32%、ハザーラ人が12%、ウズベク人が9%となっています。
宗教は、全体の85%がイスラム教スンニ派で、その他はシーア派14%、シーク教、ヒンドゥー教、キリスト教などで構成されています。
市街地に響く銃声。タリバーンの猛攻と応戦するアフガニスタン治安部隊。内務省提供 pic.twitter.com/UF11gCMIxu
— 乗京 真知 (@MasatomoNorikyo) August 31, 2019
・アフガニスタンで起きているテロや紛争
外務省の海外安全情報によれば、アフガニスタン全土においてレベル4の退避勧告が出ています。アフガニスタンでは、2018年にタリバーンが今後、米国を含む駐留外国軍への攻撃しないことを約束する「米国・タリバーン和平合意」が結ばれました。
合意内容は守られているものの、タリバーンによるアフガン治安部隊への攻撃は今でもつづいており、内戦状態にあります。この内戦で、2019年には民間人が標的になるケースが20%を超えました。このほか、ISILによる活動も確認されています。
・アフガニスタンのGDPに占める軍事支出の割合
『グローバル・ピース・インデックス2020』によると、アフガニスタンは「社会の安全性とセキュリティ」の項目で、世界で最も平和指数の低い国に選ばれました。GDPに占める暴力の経済コストは51%と非常に高く、南スーダンについで世界で2位となっています。
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